坐禅体験坐禅体験 曹洞宗 安楽寺|十六羅漢尊者・四国八十八ヶ所札所勧請仏の七尊のご紹介

十六羅漢尊者・四国八十八ヶ所札所勧請仏の七尊

十六羅漢尊者(寛政年間、江戸時代:写真前列から三段)

羅漢とは、不生・殺賊・応供ともいい、修行者が達成する最高の地位にして、迷いの世界に住せず、煩悩の賊を滅盡し、無量の功徳を具して、他の供養にあずかる資格のある聖者を羅漢といい、古来、十六羅漢、五百羅漢等の尊称で親しまれている。禅宗では、仏法護持の尊者として、山門の楼上又は羅漢堂に祀る習わしがある。

四国八十八ヶ所礼所勧請仏の七尊(元禄6年、江戸時代:写真上段)

元禄6年(1693年、江戸時代)塩田組(上田市千曲川の左岸地区)の庄屋が合議発願して、村むら勧募により、四国八十八ヶ所札所の尊像を京都の仏師に依頼して作製し、塩田の寺堂に数躰ずつ勧請奉安し、居ながらにして身近な巡礼により、四国八十八ヶ所札所巡拝の功徳にあずからんとしたものである。当山には七躰が奉安してある。