建長(鎌倉の建長寺)と塩田(安楽寺)とは各々一刹により、或は百余衆或は五十衆、皆これ聚頭して仏法を学び、道を学ばんことを要す云々」
これは大覚禅師語録(建長開山蘭渓道隆の遺著)の一節です。これにより安楽寺は、鎌倉時代中期すでに相当の規模をもった禅寺であり、信州学海の中心道場であったことがうかがわれます。鎌倉北条氏の外護によって栄え、多くの学僧を育てていたこの寺も、鎌倉北条氏滅亡(1333年)後は寺運も傾いて正確な記録は残りませんが、当時の国宝、重要文化財など、多くの鎌倉時代の文化遺産を貯蔵する、信州最古の貴重な禅寺となっています。
令和7年1月27日 令和7年4月27日 安楽寺晋山式 お稚児さん募集!